大暑なり木槿が夢を見始めて
紫陽花は崩(く)え七変化(ランタナ)は玉かかげ
七変化(ランタナ)や暗き車窓の次々過ぐ
水無月の黄のとめどなく苦瓜(ゴーヤ)咲く
俯いて赤キ裸のこころ鹿の子百合
陽が灼くと地に沸く紅黄草(マリーゴールド)よ
茂より眩しさの白さるすべり
四月より大磯鴫立庵連句会の末席に連なる。
八月、正式に連中に加へらる。
蟬しぐれ歌仙の恋に染みよかし
最初の連句会で咄嗟に号を「蒙夢」としたが、
じつはモームを一冊も読んでゐなかつた。
寝覚めが悪いので読み始めると、もう止まらない。
要約すると(サミング・アップ)旅して書いて仏桑花
空耳のやくざ医師笑む晩夏光
