2026年7月13日月曜日

花と異稿 Ⅱ      高山れおな


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花と異稿 Ⅱ      高山れおな

(ゑくぼ)あり海芋の白を帯びて笑む
  多摩市一ノ宮・小野神社 
地に着いて茅の輪や武蔵一の宮 
風過ぎてアガパンサスは残りけり
うちつけにアベリア甘き夏の闇 
   六月二十一日、竹岡一郎忌 
はれときどき苗そして笛しかも夏至
梅雨晴間アメリカフウは緑(あを)透きて
河童忌や普通に無限に阿洲鳳仙花(インパチェンス) 
   「歌仙 曼荼羅の巻」異稿 
秋風や米に名のある国に来て
   同前 
冬の灯や背取の指が伸びるとき
   同前(短句) 
一天高く城ありし山