吟行句及びそれにまつわるエッセイを書く。
グレープフルーツを1個黴びさせた。
11月16日(火)
気持ち悪く、寝たきり。
11月17日(水)
「転生したらスライムだった件」第1~12話と「くまクマ熊ベアー」第1~12話見る。
11月18日(木)
背の痛みひどい。
11月19日(金)
午後、向かいの子供らがチャイムを押していたようだが何の用だったのか。
ツイッターの「スペース」機能は聞くだけならばパソコンからも利用出来るらしいので、現代俳句協会青年部・黒岩君らの放送を聞き始めたが丁度終わるところだった。
◆
ゆでたインターネット「ウニを」
うつ病の実体「爆裂した」
チーヨ「チーヨ」
狂ったチーヨ「いいよ」
(ここまでが「異常パズル」で出てきた文章。以下が「AIのべりすと」が生成したその後の展開)
チーヨは、一人きりになると、すぐに死にたいという気持ちがこみあげてくる。それでいつも自殺することばかり考えている。しかし、いざ実行しようとすると、怖くて体が動かない。死ぬのは簡単だけれど、そのあとどうすればいいかわからないからである。チーヨには何もない。自分の家もなければ財産もない。親戚や友だちもほとんどいないし、恋人もいない。チーヨには自分が誰かに必要とされているという実感がないのだ。だから死んでしまったら、誰も悲しんではくれないだろうと思う。そう思うと勇気が出なくて死ねなかった。
ある日、チーヨはスーパーに行って買い物をした。お金はあるから好きなものを買ってもいいと言われたからだ。でも何を買ったらいいかわからない。野菜を買うべきなのか肉を買うべきなのか魚を買うべきなのか見当もつかない。結局何も買わずに帰ってきてしまった。それからずっと毎日スーパーマーケットに行きたいと思っているのだが、どうしても出かけられない。そのうち行きたくてたまらなくなってくる。そして行けば何かしら買ってしまうことはわかっているので、「今日こそ行こう」「明日こそ行こう」と思いながらずるずる日が過ぎてしまう。
そんなことをしているうちに月日だけが経ってしまい、気がつくともう三カ月以上スーパーマーケットへ行っていなくなっていた。最初はお腹が減っていただけだったのに、だんだん食べ物のことしか考えられなくなり、ついには食べることしか考えなくなってしまった。食べ物があるうちはまだよかった。なくなった瞬間から絶望が始まった。空っぽのお腹を抱えて途方に暮れていると、頭の中にいろいろな妄想が生まれてきた。例えば目の前にある食料を食べ尽くしてしまえば、この苦しみから逃れられるかもしれないと思ったり、もしこのまま飢え死にしてしまったとしても自分は誰にも迷惑をかけていないから仕方のないことだと考えたりした。すると急に悲しみが襲ってきた。なぜこんな目に遭わなければならないのかと思って涙が出てきた。私はなんのために生きているんだ
◆
以後ずっとこの調子で続きそうなのでここで止めたが、小説にするならどこかで別の展開へ跳ねてほしい。
『遠山陽子俳句集成』読了。
11月20日(土)
パソコンでメール送受信が出来なくなった。
11月21日(日)
体調不良が続き、御茶ノ水ソラシティ古本市に行くのも億劫になって小野村と長電話。ギリヤーク尼ヶ崎が復調して、YouTubeに上がっていた去年の映像では真っ直ぐ立って歩けていたことを知る。
11月22日(月)
メールはブラウザの方で使えるようになっていた。
「円座」の原稿を書く。
赤川次郎『ロマンティック』読了。
11月23日(火)
高木彬光『黒白の虹』読了。
「翻車魚」第5号一箱を印刷所から受け取る。去年まで佐藤さんがやっていてくれたが、アメリカに行ってしまったので今年はこちらで在庫を保管することになった。高山さんに80冊発送。
11月24日(水)
腹痛続く。後頭部鈍痛、吐気。
現代俳句協会青年部勉強会のZoom打ち合わせ1回目(黒田杏子さん抜き)。
「翻車魚ウェブ」に10句送る。
11月25日(木)
図書館、古本屋へ。
黒田杏子さんから勉強会の資料のほか、兜太の書の絵葉書セットなども送られてくる。
11月26日(金)
柴田錬三郎『眠狂四郎異端状』読了。
歯医者の後また図書館。
11月27日(土)
シリル・ベジャン編『ディアローグ デュラス/ゴダール全対話』読了。
「転生したらスライムだった件 第2期」閑話、第25~36話を見ながら「翻車魚」5号謹呈の宛名書き。
11月28日(日)
ドナルド・ニービル『スポメニック 旧ユーゴスラヴィアの巨大建造物』読了。異様な造形にばかり注意が行くが、その多くがナチによる犠牲者の慰霊碑(他の本の紹介記事だがこちらにスポメニックの写真数点あり→こちら)。
11月29日(月)
明日の仕事のため立川に前泊。道中、ブックオフ数軒に寄る。
「翻車魚」5号の雑文になるべく個人経営の飲食店に入っているようなことを書いたが、また部屋でコンビニ飯で済ませてしまった。チェーン店しか見当たらない大都市だからでもあるが、それ以上にくたびれているときに他人とぎゅう詰めになっての食事が煩わしいため。
広いベッドで久々に手足を伸ばしたが相変わらず安眠出来ず。サイコパス夫婦に銃殺されかけて地面の穴から逃げる悪夢。
11月30日(火)
国立で一日選句作業。
帰宅後、諸連絡立て込む。
12月1日(水)
豪雨でまた雨漏りが始まった。
ゲラやメールをまとめて片付ける。
夕方、Oさんが雨漏り修理の見積に来る。Oさん、腿をガラスで切って半年休んでいたらしい。
小島明句集『天使』読了。オビに「第一句集」とあったが、句集刊行までに著者は膵臓がんのため56歳で物故していた。
12月2日(木)
司馬遼太郎、ドナルド・キーン『日本人と日本文化』、原口統三『二十歳のエチュード』、ジョルジュ・ペレック『パリの片隅を実況中継する試み―ありふれた物事をめぐる人類学』、ミシェル レリス『オペラティック』読了。
ペレックの『パリの片隅を実況中継する試み』は、句作のモチーフを探し歩く吟行とは逆というべきか、場所を決めて目に入るものを片端から列挙した、やっている本人にも意義がよくわからなかったらしい実験的なテクスト。
12月3日(金)
諸連絡、日程調整、添削、選句選評。
「裏世界ピクニック」第1~12話見る。原作小説を先に読んでいたが原作の方が幻想味、迷路性に富む。
腹痛再発。
12月4日(土)
「土曜俳句倶楽部」(兼題「クリスマス」)Zoom出講。
「転生したらスライムだった件 第2期」閑話+第37~48話を見る。このところ無料公開中のアニメの一気見ばかりしているが、鬱のときはアニメなど騒々しくて耐えられないのでその意味ではマシな状態といえる。
12月5日(日)
現代俳句協会青年部勉強会のため、黒田杏子さん本人も交えてZoom打ち合わせ。
12月6日(月)
「翻車魚」5号(電子版)謹呈を大体済ませる。電子版の方が嵩張ったり紛失したりせず良いとの反応が複数。
12月7日(火)
佐藤智子『ぜんぶ残して湖へ』、土屋秀夫句集『鳥の緯度』、青池亘句集『海峡』、中井久夫『サリヴァン、アメリカの精神科医』読了。
「魔法少女 俺」第1~12話見る。主人公の少女2人が変身するとガチムチの男性になってしまうギャグ作品。どういう層に需要があるのか。
12月8日(水)
祖母の命日。丸17年が経過した。
佐野洋『白く重い血』、島田一男『終着駅』読了。
12月9日(木)
深夜まで雨が続いていたが、雨量の少なさのためか雨漏りはせずに済んだ模様。
なぜか手が着けられずにいた裕明賞授賞式テープ起こしのゲラをようやく終わらせる。
安遊駈句集『片羽』、林桂句集『百花控帖』、林桂編著『俳句詞華集 多行形式 百人一句』、谷口智行『自註現代俳句シリーズ・13期8 谷口智行集』読了。
12月10日(金)
図書館、古本屋へ。
12月11日(土)
背の重さひどく、風邪っぽい。
細野晴臣『HOSONO百景―いつか夢に見た音の旅』読了。
12月12日(日)
第172回現代俳句協会青年部勉強会「黒田杏子に聞く『証言・昭和の俳句』と平成・令和の俳句」にZoom出演。
Zoomなので視聴者の反応(そもそも視聴者がいるのかいないのか)がさっぱりわからないのは常のことだが、家藤正人さん、黒岩徳将さんがいずれも司会進行のベテランな上、黒田杏子さん本人も段取りの名人なので、打ち合わせを経て異様に精密な時間割が出来てしまい、こちらは自分のパートを埋めるだけで済むから遅滞なく進みはしたものの、ほぼ既知の話を二度聞く形になり、面白いのかそうでもないのか感触がつかみにくかった。
12月13日(月)
夢。テストを受けさせられたら回答用紙がなく、布団は干されて寝られず、家の屋根を子供らが歩き回っているので叱り、落ち葉を掃いて車に乗ったら運転者が意識を飛ばして延々バックし続けて他の車に当たり、喫茶店に入れば老人で満席。
肩、背の凝りひどい。
龍太一『句集 HIGH・QUALITY』、細谷喨々句集『父の夜食』、井上光晴『ぐみの木にぐみの花咲く』読了。
12月14日(火)
梶尾真治『占星王はくじけない!』読了。