2021年10月15日金曜日

日記(2021.9.15~2021.10.13)  関悦史

 9月15日(水)  
ひどい肩こりで起床。膏薬だらけになって再入眠。  
置き薬「みみず一風散」の交換が来たが使っていなかったので補充なし。  
コロナの影響で外国の空港に数日閉じ込められている知人とDM。  
若桜木虔『アポロンの剣闘士』『ブラックホールの彼方で―アポロンの剣闘士2』、飯島洋一『37人の建築家―現代建築の状況』読了。  
腹痛治まらず。 

 9月16日(木)  
夢枕獏『ねこひきのオルオラネ』、加藤又三郎句集『森』読了。  
「翻車魚」5号用の50句やっと揃う。 

 9月17日(金)  
夢。鍵が開いていたと言いつつ小野村が入ってきて、夢でのみ飼っているインコを逃がしそうになっていたことに気付く。
深見けん二氏の訃報。「俳句」の合評鼎談をやっていた頃だったか、礼状を頂いたことがあった。
庭のヤブガラシ等を抜き汗だく。
打ち込み作業少し。
低気圧のためか何も読めず苦しむ。 

 9月18日(土)
台風接近による雨。
「円座」連載「平成の名句集を読む」の41回目を書く。 

 9月19日(日)  
酒井邦嘉『言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか』やっと読了。
「翻車魚」5号用の表紙絵のライオンを例によってペン画で描き、スキャン。 
写実画は見ていると細部と全体、タッチとイメージの間を往復して視線が迷宮化する。 

 9月20日(月)
「翻車魚」5号用の雑文を書く。無内容なまま字数だけ埋まる。
野坂昭如『生誕の時を求めて』読了。 

 9月21日(火) 
誕生日。3巡目の17歳を昨日で満了した。
腹痛続く。胃腸薬等買い込む。
西村寿行『修羅の峠』読了。 

 9月22日(水)
「翻車魚」5号の表紙用に描いたライオン絵を高山れおなさんが買ってくれたので発送。
「土曜俳句倶楽部」用の5句を作る。
瀬名秀明『パラサイト・イヴ』読了。ミトコンドリアが日本語で演説していた。 

 9月23日(木)
小野村が墓参にこちらへ来るついでに会う予定だったが、双方不調のため中止。 

 9月24日(金)
『暗夜行路』4分の1程度読み、疲れひどくて断念。
腹痛続く。 

 9月25日(土)
サトアヤのツイートで「Edge」生駒大祐編の無料公開を見逃したことに気付く。
YouTubeで第一部だけ無料公開の現代俳句協会青年部第171回勉強会「戦争を生きた俳人たち」生配信を見る。
志賀直哉『暗夜行路』、冲方丁『蒼穹のファフナー ADOLESCENCE』やっと読了。 

 9月26日(日)
広渡敬雄『俳句で巡る日本の樹木50選』、髙柳克弘『そらのことばが降ってくる―保健室の俳句会』読了。
樹木の句はあまり作っていない。 

 9月27日(月)
眠気。腹痛。 

 9月28日(火)
行きつけの内科に電話してみたが、午後の枠は全部ワクチン接種にあてているため診察不可とのこと。
ゲラひとつ返送。
上野犀行句集『イマジン』、酒井弘司句集『地気』、加藤哲也『概説 筑紫磐井・仁平勝』読了。 

 9月29日(水)
漫画家さいとうたかを死去、自民新総裁に岸田文雄の報。
添削済ませる。
ABEMA TVで配信していた「転生したらスライムだった件 OAD 全話一挙」他見る。 

 9月30日(木)
眩暈ひどく、歯医者をキャンセル。 

 10月1日(金)
銅大『SF飯 宇宙港デルタ3の食料事情』読了。
台風16号による暴風雨が本格化する前に雨戸を閉めたが、庭に知らない木がかなり生えていた。
よろけて顔からアコーディオンカーテンにぶつかり眼鏡が広がる。更に施錠したつもりの洗面台の窓がずれて開いていた。
依頼の電話1件。
台風で離陸が遅れたがサトアヤ、無事渡米出来たらしい。
しんどさ。現代音楽を聴き続ける。 

 10月2日(土)
ドラッグストアを出たところで隣のおばさんに会い、区費が未払いになっていると言われて払う。
午後、オンライン「土曜俳句倶楽部」出講。
ラファエロ・ブリニェッティ『黄金の浜辺』読了。
腹痛続く。

 10月3日(日)
ゲラ等のやり取りのみ。 

 10月4日(月)
故鈴木明さんの夢。
腹痛、凝り、気持ち悪さがあまりにひどく、死ぬのではないかと思う。 

 10月5日(火)
近所のSさんが米等を分けてくれる。 

 10月6日(水)
連日しんどくて病院行けず。
尾崎秀樹『歴史文学夜話―鴎外からの180篇を読む』読了。
深夜2時半、郵便受けから重い物を引き出されたような異音で起床。見に行ったが何か盗られたのかは不明。 

 10月7日(木)
玄関前の枝切り少し。
賀川豊彦『死線を越えて』読了。
洗濯。
ようやく内科を受診出来た。
レントゲンを撮られ、薬を出してもらう。
久々に図書館へ(コロナで閉館が続いていた)。貸出カードを更新し、本5冊借りる。
歯医者と郵便局を回り、メガネ屋でぶつけて広げたフレームの修理。
夜、やや大きい地震で起床。物の落下等はなし。
ノーベル文学賞は予想に挙がっていなかったタンザニアのアブドゥルラザク・グルナが受賞。
西村寿行『君よ憤怒の河を渉れ』読了。 

 10月8日(金)
昨日借りてきた吉井亜彦『演奏と時代 指揮者篇』、イサム・ノグチ『イサム・ノグチ エッセイ』、ジャック・デリダ、豊崎光一『翻訳そして/あるいはパフォーマティヴ』読了。

 10月9日(土)
アンナ・カヴァン『あなたは誰?』読了。
K代さんが来たので、こちらにまとめて送られてきた選挙チラシを半分引き取って分担してもらう。
不調続きで迷っていた依頼を受ける。腹痛続きで夜も年中起きているので衰弱するばかり。
総合誌のアンケートの回答を送る。

 10月10日(日)
青木亮人さんからZoomで「俳句四季」連載のためのインタビューを受ける。2度目。

 10月11日(月)
夢の中で知らない猫が普通に口をきいていて、コーヒーにはマヨネーズを入れていた。次の夢で突発的洪水が起こり、家の周りを北から南へ深さ10センチほどの水が通り過ぎていった。 

 10月12日(火)
豊里友行句集『ういるす籠り』、成田一子句集『トマトの花』、原満三寿句集『迷走する空』読了。成田一子は第3回芝不器男俳句新人賞大石悦子賞の受賞者だった。
依光陽子さんから、ツイートの夢の記述が面白いから夢日記を出せとリプが来る。
出演した動画のチェック作業。
古井由吉『書く、読む、生きる』やっと読了。

 10月13日(水)
注文したユンケルの錠剤が届いて肩凝りはやや軽減。 
翻車魚」5号のゲラを済ませる。
「まのあたり句会」に出す5句がなかなか揃わず。