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十月十九日(バースデー)のぞみで向かふ宝塚
新大阪より直通の宝塚(ムラ)も秋
SORIO1抜け秋なる花のみちへ入る
友の会会員(オット)家に残し大劇場の月
鳳月杏(ちなつ)の位置送り呉るゝは月の友
月組は季語にやあらむ秋けふの
髭つけてなほ完全の美や月城かなと(れいこ)
暁千星(ありちやん)のまはる元気へ柚子の落つ
珠城りょう(たまさま)のルージュ夜長のプチハウス
すみれつ子買へて自慢の秋日和
秋晴の凪なる海を見にゆかむ
夢ぬちに凪七瑠海(カチヤ)を愛して色鳥(いろどり)は
愛の間を公演デザート(ヴェリーヌ)パッションフルーツ味
Quatre Reves(キヤトル) 紅葉(もみ)づる舞台写真を買ひ足しぬ
秋の川見て小劇場(バウホール)へ戻りけり
白秋の腿は縣千(あがた)の軍服の
Bad Power 永遠(とは)につゞけよ秋こそ愛
劇場に夕空あをく冷ゆるかな
霧の宝塚ホテル(タカホ) 彩凪翔(なぎさま)は今宝寿の間