2020年7月15日水曜日

日記(2020.6.15~2020.7.14)  関悦史

6月15日(月)  
睡眠時間帯がまた後ろへずれ始めた。  
livedoorニュース編集部・飯田氏と「ゲームさんぽ」字幕校正等の諸連絡。  
夏雲システムで一時的に携わっていた句会の選句選評を済ませる。  
咲村観『秦の始皇帝』読了。

 6月16日(火)  
子猫を煮てしまう悪夢。  
請求書や何かを投函。  
A・モラヴィア『ふたりの若者』読了。  
浅田彰氏からダムタイプ展でのトークをアップしたと告知の一斉メール。→こちら

 6月17日(水)  
疲れ、凝り、しんどさ。  
依頼の電話1件。  
チャールズ・シェフィールド『星ぼしに架ける橋』、司馬遼太郎『燃えよ剣(上・下)』読了。

 6月18日(木)  
ふらんす堂からメール。田中裕明賞の選考会は8月15日と決定。  
辻邦生『背教者ユリアヌス(上・中・下)』読了。ラノベ風に改題してしまうと「学問したいだけのオタクな僕が反乱起こしてローマ皇帝な件」だった。

 6月19日(金)  
小雨の中、近所のドラッグストアまで歩き、食料を買い込む。  
F・ロッテンシュタイナー編『異邦からの眺め』のみ何とか読了。  
夜、加工肉を焼いていて油を飛ばし、左手に火傷。

 6月20日(土)  
松本てふこさんと出演した「ゲームさんぽ」吟行回がYouTubeで前後篇とも公開される。開拓期の北アメリカをギャングと抗争しながら馬で逃亡するゲームの、画面を見つつの実況即吟。映像を確認していて自分の話し方が無愛想なのに驚いたが、コメントは概ね好評。




GYAO!で今日まで無料公開のピーター・グリーナウェイ監督『数に溺れて』を見る。20代の頃に見たきり。  
柿本多映さんと長電話。  
「翻車魚」3号に書いてもらった小津夜景さんの関悦史論が週刊俳句に改稿転載される。 →こちら

 6月21日(日)  
「俳句」から座談会ゲラが封書で来る。  
ツイッターで相互フォローの二癈人さんが突然『花咲く機械状独身者たちの活造り』を購入してくれる。

 6月22日(月)  
また雨の中、ドラッグストアへ徒歩で買い出し。  
「土曜俳句倶楽部」の投句と「翻車魚ウェブ」用の句をまとめて送稿。

 6月23日(火)  
「俳句」座談会のゲラをようやく済ませる。途中、要確認事項が出てきて竹中宏氏に電話。  
vtuber「影井きゃらこ」のお絵かき動画を見る。  
吉川幸次郎『中国文学入門』読了。  
明方、カラスがうるさくて眠れず。

 6月24日(水)  
異様なしんどさ、眠気、肩凝り。  
ツイッターで相互フォローの漆拾晶さんが『俳句という他界』を買ってくれる。

 6月25日(木)  
早朝、警報が来て変な揺れの地震。震度4。  
第23回俳句甲子園の全国大会進出チームがHPで発表される。審査員長団の顔ぶれは去年と変わらず。  
『深見けん二俳句集成』やっと読了。  
“カニメロン”菅原前経産相、不起訴の報。

 6月26日(金)  
悪夢。飛行船2機が墜落爆発し、連れとはぐれて飛び込んだ安宿の天井はスズメバチだらけ。
遠藤周作の純文学未発表原稿(主人公が「勝呂」)発見の報。遠藤周作は大学でゼミの指導教授が上総英郎だったので、あまり興味がないわりには何作も読んだ。
郵便物発送と買い出し。
山口昭男『波多野爽波の百句』、渡嘉敷皓駄『句集 二月風廻り』読了。

 6月27日(土)
多岐川恭『濡れた心』、藤本泉『時をきざむ潮』、和久峻三『仮面法廷』、源氏鶏太『レモン色の月』読了。
柿本多映さんと長電話。

 6月28日(日)  
吉村昭『蜜蜂乱舞』、陳舜臣『実録アヘン戦争』、なだいなだ『しおれし花飾りのごとく』、東海堂『東海堂句集』、加藤哲也『俳句の地底Ⅳ』読了。
高山れおなさんから珍しくメール。

 6月29日(月)  
不在配達になっていた本を本局で受け取る。
歯医者へ。歯石除去なしのクリーニングだけで診療費3,560円。
つちうら古書倶楽部で古本4点買う。凝りで気持ち悪くなり、以後どこも寄れず。

 6月30日(火)
ゲラ2本済ませる。
不眠。

7月1日(水)
ゲラもう1本済ませる。
筒井康隆『心狸学・社怪学』『男たちのかいた絵』再読。
香港は苛烈な弾圧が始まった。
深夜、隕石らしい火球が関東に飛来して轟音を立てていたようだが。当地は何事もなし。

7月2日(木)  
庭木の枝切り2束分。  
部屋で顔から転倒して鼻の下を切り出血。  
藤本義一『サイカクがやって来た』、和久峻三『自白(上・下)』読了。

 7月3日(金)  
買い出し。  
漫画家もりしげの訃報。『花右京メイド隊』終りの方2,3巻が未見のまま。

 7月4日(土)  
九州大雨災害。  
おととい枝切り中に蚊に刺されたらしいふくらはぎが今頃猛然と腫れ、痒みが出る。
再開したNHKカルチャー「土曜俳句倶楽部」に出講。教室は机を輪にせず全員前を向いた配置となり、マスク必須となった。
三省堂古書館で文庫古本、野間宏『青年の環』全5巻セット、ディスクユニオンで中古CD、アルトゥール・シュナーベル『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集』が安く出ていて買う。

 7月5日(日)
疲れ。  
都知事選は夜8時開票ゼロ秒で小池百合子再選という予想通りの自滅まつり。
坪内稔典『早寝早起き―俳句とエッセー』のみ読了。

 7月6日(月)  
渡辺誠一郎氏から書評依頼の電話。  
橋本直『句集 符籙』、遠藤周作『ぐうたら愛情学』、島田荘司『斜め屋敷の犯罪』読了。
不眠。台風じみた悪天候いつまでも続く。

 7月7日(火)  
「土曜俳句倶楽部」欠席投句者の講評を済ませる。  
島田荘司『奇想、天を動かす』、広瀬仁紀『飛竜の如く―小説・五島慶太』読了。

 7月8日(水)  
暴風雨で睡眠ズタズタ。  
司馬遼太郎『ある運命について』、松田修『日本逃亡幻譚―補陀落世界への旅』、中薗英助『櫻の橋―詩僧蘇曼殊と辛亥革命』読了。

 7月9日(木)  
朝、震度4の地震。  
買い出し。  
寝そびれ、石光真清『誰のために―石光真清の手記』読了。  
古いマッサージ機を踏み壊してしまう。

 7月10日(金)
洗濯。干せる晴れ間は今日の昼のみ。  
朝方、「今世紀はもう雨やまないんですか」とツイートしたら、ことりさんから「一万年と二千年前から降ってる…」とリプが来た。何のことやらわからなかったが「創聖のアクエリオン」のオープニングの歌詞らしく、以後「君を知ったその日から僕の地獄に雨は絶えない。」「八千年過ぎた頃からもっと激しく降った」「よみがえれ永遠に涸れぬ晴間」とリプの応酬。
東京地検は常習賭博などの疑いで刑事告発された黒川前検事長らを不起訴処分。

 7月11日(土)  
岡井隆の訃報。なぜか献本を2,3冊頂いたことがあったが面識はないままだった。
俳句甲子園事務局・I氏から電話。今回の審査の詳細を聴く。
小野村と長電話。

 7月12日(日)  
この何ヶ月か続いていたAbemaTV「まちカドまぞく」全話無料公開が今日で終了。今後作業中に何をかけ流せばよいのか。
不眠。眩暈。

 7月13日(月)
J・G・バラード『クラッシュ』再読。スティーヴン・バクスター『マンモス―反逆のシルヴァーヘア』読了。  
郵便局へ。某氏からのハガキの不足分3円をこちらで支払う。  
国保の納税通知書が来ていたので市役所に電話。減免措置について訊いてみたが、コロナ後の減収割合が現時点でわからないので、来年の確定申告が済んでから申請した方が(減免が通ってから取り消す等の混乱がなく)いいという。
柏柳明子『句集 柔き棘』、山崎洋子『花園の迷宮』読了。

 7月14日(火)  低気圧による不調で何も出来ず。