2026年1月1日木曜日

とにかく眠いので寝る句しかできない  関悦史




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とにかく眠いので寝る句しかできない  関悦史

睡眠欲永眠欲となる冬木 
カツ一枚煮て丼や十二月
 明治二〇年に曾祖父らが始めた近所同士の葬儀互助組織「天王町什人講」解散 二句
冬うらら講の大福帳けば立つ
欅枯れ講もおほかた寡婦住む家
数へ日の遠筑波ある蒼さかな
去年今年隻手の音の満ちたるも
踵もて息する体初明り
頂門より蜜流れ入り寝正月
撫づるべき獣のをらぬあまたの冬
寝て北風に家ごと揺られゐるばかり