クリックすると大きくなります
久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど
飽かぬかも さらに自分でやるほうがプラズマ 牽制の一〇〇年間 郡司和斗
その先にあるはずだった手ごたえの空振りが消えない次の日も 門坂崚
俳人はこんなボールを投げるのか低めのあとも低めを投げて 酒田現
球場の照明塔は見えるのにビオトープに迷い込んでしまう 鈴木ちはね
一回裏 キャッチャーマスク越しに見る世界のせまさだけおぼえてた 貝澤駿一
声に声、風下に立つ立ちながら花も散るべきときは散るんで 藤井柊太
白球も見えにくくなる夜間試合(ナイター)を初めて内でみていた 続け 芒川良
きっとまた発明できる ぼてぼてのゴロはこけたら安打になって 平出奔
流星のようにレフトへ飛んでいく白球 あたふたするしかないな 橋本牧人