2024年11月1日金曜日

錆        関悦史

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錆      関悦史

あさがほあをく裾から山を覆ひゆく
芒かな廃線の駅よく割れて
岸にごみ少し溜まりぬ秋の川
階段に錆みちわたる秋気かな
敗荷や線路あるゆゑ列車過ぐ
閘門にふたつの塔や秋の風
三人で日高屋を出る秋の雨
土くれに還る土蔵や十月の
光芒となる国道の秋の暮
主宰よこの句は先月も見た秋の山