2019年5月1日水曜日

「翻車魚」と「翻車魚ウェブ」

「翻車魚(まんばう)」は俳句雑誌です。2017年に創刊号、2018年に2号を発行、今後も年1冊のペースでの刊行を予定しています。

もともと、佐藤文香が個人誌をつくろうと意気込んでいたところ、関悦史さんが「豈」をやめてしまって発表媒体がないというのを知り、それなら一緒にやろう、と声をかけました。関さんには表紙イラストを描いてもらうことにし、佐藤は編集・発行などを担当することにしました。そういうわけで、2人の同人誌とも言えるし、佐藤の個人誌とも言えます。身内のようですが、「関さん」と敬称で呼ぶのはそのためです。デザインは、ツイッターで知り合ったデザイナーのみけんさんにお願いしました。

さて、佐藤は同人誌「鏡」にも所属しており、14句を年4回発表していますが、関さんは総合誌等の依頼原稿以外ですと、年1冊の「翻車魚」だけなのが残念だという話をしていました。そこで、2019年3月に佐藤が同人誌「里」をやめたのを機に、翻車魚でウェブ上にも発表の場を設けようと考えました。

とは言っても、そんなにお金も技術もないので、「週刊俳句」等でなじんだブログ形式にて、シンプルにやりたいと思います。作品の掲載方法も真似させていただきます。この場を借りて、「ブログの1ページを表紙とし、リンクを集約する」「ブログに縦書きの作品画像データを貼る」という方法の発明に敬意を表します。

余談ですが、「ウェブ翻車魚」ではなく「翻車魚ウェブ」にした理由は、①両唇音(ブ・ま)が続くと言いにくいから ②まんなかに母音が続くのが面白いから(ooue)です。

今後の【翻車魚ウェブ】の予定です(やっている間に変更する可能性もありますが)。

・毎月1日  2人の作品を掲載します。
・毎月15日 2人の散文を掲載します。
    ※佐藤は直近の「鏡」からの転載を含みます

・季節に1回程度、吟行会「生翻車魚」を行い、そのレポートを掲載します。
・紙の雑誌「翻車魚」販売をおしらせします。また、年間通して通販を受け付けます。
・その他、なにか書きたいことがあれば、随時掲載します。

〆切がないとなかなか作品を書かないタイプの2人ですので、「書き溜める」という意味でこの【翻車魚ウェブ】をつかっていきたいと思いますが、もし通りがかりにでもご覧いただければ、大変嬉しく思います。なお、引用の際は、作品と作者名セットでの記載をお願いいたします。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。(佐藤文香)